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意外としぶとい?ブログサービスの運営企業(とブログ市場のゆくえ)




2005年が始まったとき、私は
「今年は中小の無料ブログサービスが淘汰され、少数の大手サービスへのユーザーの集中が進むだろう」
とかなりの確信を持って予想していたんですが、前半の部分は完全に外れました。

まず、「今年は中小の無料ブログサービスが淘汰され」の部分。

使ってる側からしたら、サービスの淘汰なんて迷惑なことはずっと来ないほうがいいに決まっているんですが、日本ではすでに100を超える企業がブログサービスを提供していますので、競争による淘汰というのは避けられない事態です。

とはいえ、私の知っている限り、2005年にブログサービスを休止したのはサイバーエージェントが提供していたmelma!blogだけです。

melma!blogにしても、サイバーエージェントはアメーバブログというブログサービスを別に持っているので、会社としてブログ事業から撤退したというわけではまったくありません。
今のところ、ブログ事業に参入した企業はほとんどそのまま生き残っているんじゃないでしょうか。

ブログサービスはほとんどの場合無料で提供され、それ自体が収益を生み出すものではありません。そうなると、企業としてはブログと関連する分野(広告とか書籍化とか自社の他のサービスへの集客とか)に収益源を求めるしかないのですが、中小ブログサービスではユーザー数とアクセス数が少ないため、関連分野で十分稼げるほどの相乗効果は見込めないと考えていました。
その結果、必然的に中小のブログサービスというのは他サービスへの統合やサービス停止によって淘汰されていくはずです。

しかし、今のところそうはなっていません。

儲からないのに事業を続けられるとすれば、考えられる理由としては「運営コストが低い」もしくは「先行投資負担を今のところ許容している」ということになるのですが、さてこれはどちらなのでしょうか。

「運営コストが低い」というのは恐らくそうなんでしょう。
ブログの運営に必要な設備はユーザー数やトラフィックの量に応じて順次増やしていけばいいので、いきなり巨大な投資は必要ないですし、管理・維持費用というのもそれなりで済みます。

コストが大してかからなければ、企業としては「まあ儲かってないけどそんなに大した負担じゃないし、もうしばらく続けようか」という判断になりそうです。

コストが低いことにより、投資負担の許容範囲も大きくなるので、それによって淘汰の時期が先延ばしになっているという可能性もあります。
つまりは、「運営コストが低い」「先行投資負担を今のところ許容している」、両方の理由です。

いずれにせよ、どの企業にしても投資負担の許容範囲が必ずあるはずですから、来年こそが淘汰の年になるかもしれません。

今年すでに予想が外れているので、保証はしませんが……。


もう一つの外れた予想「少数の大手サービスへのユーザーの集中が進む」については、ライブドアブログがブログユーザーの使用率にして30%くらいのシェアを取るくらいまで成長すると予想していたんですが、そこまではぜんぜん届きませんでした。

2005年11月のブログファンのアクティブユーザー数調査において、調査対象としている20ブログサービスで月間アクティブユーザーは合計約140万人いるんですが、その中で最も月間アクティブユーザー数の多いライブドアブログのシェアは19.6%でした。

ライブドアブログは、規約変更のごたごたやシステムリニューアルに伴うトラブルなどで、ユーザー離れを招いた時期もあり、そのせいか意外と伸びなかったです。

ちなみに、上位5ブログの順位とシェアは以下のとおりになっています。

1位:ライブドアブログ - 272,390人(19.6%)
2位:Yahoo!ブログ - 147,606人(10.6%)
3位:ヤプログ! - 143,040人(10.3%)
4位:FC2ブログ - 135,693人(9.8%)
5位:楽天広場 - 130,204人(9.4%)

上位5社でのトータルのシェアは59.6%です。
ライブドアブログを除けば、2位から10位くらいまではほとんど団子状態ですね。

ライブドアブログが頭一つ抜けて有利な状況ですが、FC2ブログはアクティブユーザー数の増加率ではライブドアブログを大きく超えてますし、圧倒的な集客力を持つYahoo!ブログも成長の余地は大きいです。
まだまだどのサービスが市場の覇者となるかわかりません。


ブログ業界は今年1年は群雄割拠の戦国状態でしたが、来年もしばらくはこの状況が続きそうです。

その中で一体どのサービスが抜け出してくるか。

まあ、ちゃんとしたサービスのところならどこでもいいんですけど。
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